皆さんは子供が産まれて、自宅でどのような環境で赤ちゃんと寝ていますか?「ベビーベッド」や「大人のベッド」や「床にお布団を敷いたり」…色々な方法があると思います。
ご兄弟がいたり、祖父母と一緒に住んでいたり、もしくは持ち家や賃貸アパートやマンションなど住む環境に寄って赤ちゃんの寝る場所も変わってきます。我が家は賃貸アパート住まいの頃にベッドで川の字で3人で寝ていたのですが、そんな中我が家の息子ちゃんがとある日の夜中にベッドから落下してしまいました…幸いにも怪我はありませんでした。
これを機に赤ちゃんの寝床についてしっかりと考え直す必要があると思い、色々なご家庭での赤ちゃんとの寝方について聴取して、現時点での我が家にとって最も安全と思える寝床事情について記事にしたいと思います。
同じような状況にあったり、寝床事情に悩んでおられたり、これからどうしようかと考えて居られる方など少しでも我が家の失敗談を参考にしていただけたらと思います。
この記事を読むことで
- 赤ちゃんの寝床の種類がわかる
- 寝床の特徴がわかる
- オススメアイテムを知れる
赤ちゃんの寝床の種類
赤ちゃんと寝るには色々な方法があり、そして色々な事情・条件もあると思います。例えば下記のような事情があります。
- 賃貸アパートやマンション住まいで間取り的にもスペースが確保出来ない
- エアコンの設置している部屋に限りがある
- 家族の人数が多くて寝る場所が限られる
- ねんねトレーニング(子供の寝かしつけの練習)を行っている
など色々な事情があると思います。広々とした部屋で広々とみんなで寝ることができればさほど悩む必要はないのかもしれませんが、こういったご家庭はきっと少数はで多くの場合限られたスペースの中でなんとか寝床を確保されているのではないでしょうか。
そういった条件の中で色々な人からの意見をもらうと、大きく分けて3種類の赤ちゃんの寝方があることがわかってきました。
- ベビーベッド
- 床にお布団を敷く
- ベッドに柵を付ける
ベビーベッド
- 「寝返りによる」転落は極めて可能性が低い
- ママが夜中に授乳しにくい
- 子供が成長すると狭い
- ベビーベッドを置く広いスペースが必要
- つかまり立ちが出来るようになると危ない
ベビーベッドも安全ではあるが、使用期間が案外短いということや、つかまり立ちを始めると落ちないか不安という意見がありました。授乳をする際にわざわざ眠たいをこすりながらベビーベッドに向かうということも辛いということがあります。授乳や抱っこがしやすいように比較的高さのあるベッドも多く、つかまり立ちをするような時期の前後ではかなり注意が必要になるのでもしかしたら使用できる期間は短いかもしれません。
床にお布団を敷くスタイル
- 寝るための部屋・広いスペースが必要
- 転落することはない
- 大人が子供の上に乗っかってしまう可能性がある
- ママが隣に寝れば授乳しやすい
どの方法にも一長一短があるように思います。その中でも最も安全なのは床にお布団を敷くスタイルではないかと個人的には思っています。ただし、最大のデメリットは寝る部屋・スペースの確保が必要ということです。特に賃貸住まいの方は寝る部屋の数に限りがありますので、そもそも不可能ということもあります。実際我が家も子供が小さい間は賃貸住まいでしたので床にお布団を敷くスタイルは物理的に困難でした。
ベッドに柵を付けるスタイル
- 今まで使用していたベッドがそのまま使用できる
- ママが隣に寝れば授乳しやすい
- 転落する可能性が低くなる(可能性がなくなるわけではない)
- ベッドと柵の隙間に落ちる可能性がある(隙間を埋める工夫が必要)
- 大人の腕や足などが子供の上に乗っかってしまう可能性がある
これまでにベッドで寝ておられた方はベッドの周りに柵を付けることで従来の方法で寝ることができます。またママが子供の隣に寝ることで授乳がしやすかったり、ベッドから転落する可能性がかなり低くなります。その一方で子供の大人が隣で寝ることになるので、大人が子供の上に乗っかってしまわないように注意が必要です。
我が家の場合
寝床事情
我が家は赤ちゃんが生まれた当時は賃貸アパートに住んでいました。赤ちゃんが産まれてくるまでは、元々シングルベッドを二つ並べて同じ一つの部屋で夫婦で寝ていました。賃貸住まいなので部屋数も決して多い訳ではなく、エアコンが使用出来る部屋も限られているので、床にお布団を敷いて寝るというのは難しい環境でした。
妻が赤ちゃんと一緒に里帰りから帰ってきたとときには、大人が寝ているベッドで親2人の間に赤ちゃんのお布団を敷いて、大人と同じベッドの上で川の字になって3人家族で寝ていました。
もちろん、その当時からベビーベッドという選択肢も考えていたのですが、これらの理由から採用を見送っていました。
・約2~3時間おきに授乳をする
・頻繁にオムツを変える
・泣いていたら、抱っこする
夜中もかなりの頻度で赤ちゃんに付き添う必要があり、眠たい中ベビーベッドに向かう妻の負担を考慮して、同じベッドで寝るようになったという経緯があります。生後半年あたりまでは夜泣きをすることもあり、夜中に目を覚ますことがありましたが寝返りも出来ないので、毎晩特に問題なく過ごすことが出来ていました。
しかし、生後半年が経過し寝返りが出来るようになってから寝床事情が少しずつ変わってきました…
赤ちゃんがベッドから落下
我が家の息子(赤ちゃん)が生後半年を過ぎたあたりから、少しずつ寝返りが出来るようになってきました。この頃は両親ともに我が子の出来ることが増えてきてとても嬉しい時期です。どこのご家庭でも我が家のように1人目の子供のときはおそらく、更に嬉しく感じるのではないでしょうか?
寝返りが出来るようになってきて、夜中によく寝返りで起こされるようにもなり、そろそろ寝る環境を考える必要があると思い、ベッドから落ちないようにするために以前から寝床事情が3点変更しました。
①赤ちゃんが寝ている側面に壁があるようにした
②壁のない反対側に妻が寝て壁の役割になるようにした
③妻にゆっくり寝てもらうために夫はベッドの足元に布団を敷いて寝ることにした
赤ちゃんが首が座ったり、寝返りが出来るようになると親としては“嬉しい”という気持ちが強くなるのですが、この時にはまだ赤ちゃんが“動ける”ということの本当の意味を理解出来ていませんでした…
赤ちゃんが寝返りをはじめ動けるということは、これからどんどん目が離せなくなるということを意味していました。
しかも、寝返りが出来はじめると一気に身体の使い方を覚えていくので、1週間毎に出来ることがどんどん増えていきます。まだ寝返り程度しか出来ないと思っていたのに、寝返りが出来た数週間後には、ウチの息子は知らない間に匍匐(ほふく)前進のように前に進むことが出来るようになっていました。
これもまた嬉しいことなのですが、このときに事故が起こってしまったのです…
寝返りを始めた時点で上記のように息子がベッドから落ちないように工夫をしたのですが、まさか息子は寝返りに加えて180度周り、匍匐(ほふく)前進をして、唯一壁がない足元からベッドの下へ落下してしまったのです…
親2人が寝ている間に息子がベッドから落ちてしまい、落下した瞬間“ゴンッ”という音が鳴り、その瞬間に嫌な予感がしてすぐに起きました。その頃には私(夫)はベッドの足元の床に寝ていたので布団の上に落ちたので幸いにも少しはクッション性があったので息子は泣いていたのですが、痛いというよりビックリした方が強かったようでした。その後はすぐに泣き止んで、再び眠りにつき幸いにも大事には至りませんでした。
本当に良かった、運が良かった、良かった…そんな気持ちでした。
(※必要に応じて病院に行って専門的に診察を受けてもらってください。翌日病院に行き医師の指定した日数の間、ぐったりしたり嘔吐や母乳を飲まないなど普段と異なる様子がないか、しっかり普段の生活の中で経過観察をして様子を見守るように指示を受けました)
寝床の変遷まとめ
1 産まれて~寝返りを打つまで
アパート住まいということもありベッドルーム以外に寝室を確保するのは難しいのでベッドで、家族3人で寝ることにしました。最初の頃は赤ちゃんも寝返りを打つことが出来ないので、赤ちゃんを真ん中にその両端を大人が寝るというスタイルでした。
2 寝返りを打つ~匍匐(ほふく)前進が出来るようになるまで
寝返りを打つようになってからは、夜中や朝方など寝返りと共に大人も起こされるようになりました。その時に子供を大人が寝ている間に踏み潰さないかという不安も出てきたので、寝る位置を変更しました。子供が壁側に寝るようにし、その隣に母親が寝ることにしました。そして私(父親)はベッドの足元の「床で寝る」というスタイルに変更しました。
3 息子がベッドから落下して以降~
上記で述べたように、夜中に匍匐前進で自らベッドの足元から落下して以降は、基本的な寝方は一緒なのですが、ベッドの周りをベッド柵で囲いました。ネットでもいくつかの種類が売られていました。(早く購入しておけば良かったです…)
ちょうどいいオススメアイテム
(YahooショッピングHPから画像引用)
我が家では、ベッドのマットに差し込むタイプの柵を購入しました。柵1カ所では、ほぼ固定されていないので余裕で赤ちゃんは落下します。購入時の注意点は下記の通り。
・同じベッド柵を3or4本購入する
・ベッドにネジ留め(ベッドにネジ穴が開きますが)
このどちらかが柵を固定させるのに必要になるかと思います。我が家では同じ柵を3本購入し、柵同士を固定、柵とベッドは結束バンドやロープなどを使用して柵がベッドから外れないようにしています。
(我が家の現在の寝室)
この柵は、柵の高さが変えられる物を購入しており赤ちゃんが捕まり立ちしてもよじ登れない高さにも設定出来ます。成長に合わせて高さを変えたいと思っています。この方法にしてから、今のところは問題なく毎日過ごせています。
床で寝る必要もなく、今まで使用していたベッドで寝ることができるので個人的には賃貸住まいの我が家にとってちょうどいいいアイテムです。
さいごに
赤ちゃんが何から落下するというのは、どのご家庭でも経験があるというように耳にすることが多いです。しかし、いざ我が子が落下すると本当に数日の間心配になります。
病院に連れて行っても明らかな怪我以外は、簡単にレントゲンも撮れないので問診や触診中心の診察になります。経過観察なことが多いので数日間は注意深く観察しておく必要があります。
赤ちゃんが落下してから数日は本当にソワソワ、不安な気持ちが常に付き纏いました。我が家と同じようなことにならないように、なにか参考にして頂ければと思います。