ちょうどいい選択で、そろそろ終わりにしませんか? 賃貸派 VS 持ち家派

賃貸派と持ち家派のどちらが良いのかという議論は未だに並行線を保っているような印象を受けます。なんとなく最近は賃貸派が多いのでしょうか?

 

結局のところ賃貸で十分という人は賃貸が良いと言います。持ち家が気に入っているという人は持ち家が良いと言います。

 

この記事を読んでいる方は、本当は持ち家が欲しいけど賃貸の方がいいと言われて迷っている方も多いのでは?

 

または賃貸で満足しているけど、このまま家賃を払い続けるとはどうなのかと迷っている方もおられるのでは?

 

この記事では賃貸と持ち家の両方を経験した個人の意見として、賃貸と持ち家のどちらが良いのかというテーマについて個人的に思う「ちょうどいい」について検討してみたいと思います。

     この記事でわかること

  • 賃貸の特徴を知ることができる
  • 持ち家の特徴を知ることができる
  • デメリット(リスク)を把握することができる
  • 自分にとってちょうどいい選択が出来る
  • 結局どちらが良いかは人それぞれ

はじめに

先に申し上げておくと個人的な意見としては…

費用面では、おそらく賃貸

住み心地では、圧倒的に持ち家

という回答になります。我が家が持ち家の購入を検討して何度も試算しましたが我が家の家族構成や住む地域に関しては、賃貸の方がおそらく生涯では安く生活出来ます。

もちろん住む地域や家によっても値段は変わるのと、その生きている時期によって土地価格が大きく変動するので一概には言えません。

総務省統計局の情報ではこのような世間の結果が出ています。「普通世帯4980万世帯のうち,持ち家に居住する主世帯は3032万世帯で,普通世帯全体に占める割合(持ち家世帯率)は60.9%となっている。」

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引用:総務省統計局ホームページ https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/nihon/4_1.html

このデータからは世間の割合としては賃貸vs持ち家は4:6で持ち家の割合が多いという結果を示しています。ただし、世間の情報はあくまで参考程度として下記に述べていきますが、そもそも世の中に「こっちの方が絶対いい!」というようなものはないと思っています。そういった視点でこの記事を読んで頂けたらと思います。

この問いに関しての最適解は『人による』という回答になります。家族構成や趣味嗜好によっても大きく分かれるところですので、ご自身に最も適している選択をしてもらいたいと思っています。

デメリット(リスク)を知る

賃貸派・持ち家派のそれぞれのメリットについては色々な所で紹介されています。そしてそれらの意見は個人の感じ方や考え方や生きている時代によってもメリットは変化します。

例えば、持ち家派の人が家が広いのは最高と考える一方で、掃除する場所が増える・そもそも1人暮らしというような状況であればこれはメリットとは言えませんよね。

ですので家選びで個人的に重要だと考えているのはそれぞれのデメリットです。デメリットというのは多くの場合、お金にまつわるこたが多く、家賃やローンのことを全く気にせずに生活していけるだけの収入があるという人はやはり少なく、それが故にほとんどの人に共通する項目が多い傾向にあります。

特に住む場所に掛かる費用というのは生活していく上で、かなり大きい固定費となり生活をしていく上でのリスクとなります。

ラゴ
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正直、持ち家を購入しようとされる方はローンという、この大きい金額が最大の難点になるのではないでしょうか?逆に賃貸の人は持ち家を購入すると家賃を払い続けなくても済むと考えて悩まれるのではないでしょうか?

いずれにしても、仮に仕事が出来ない・収入がなくなると、かなり苦しい状況となってしまい非常に重要な課題と言えます。

そういった意味でもメリットではなく、デメリット(リスク)を事前にしっかり把握した上で、それぞれが思う“メリット”と天秤にかけ、賃貸かマイホームかを検討して欲しいと思います。それがご自身にとって“ちょうどいい”選択の方法になりえます。

費用面の概要については説明したが、やはり住まいは住み心地も重要です。下記には住まいに関するデメリットも紹介するので合わせて確認してください。

賃貸のデメリット

さっそく賃貸のデメリットについて確認しておきましょう。費用面と住まい面という項目に分けて解説していきます。

費用面

  • 住み続けている間、家賃がずっと掛かる
  • 数年単位で更新料が掛かる
  • 駐車場代が掛かる
  • その他賃貸特有の諸費用が掛かる

住まい面

  • 間取りなど決められない
  • 好きなデザインではない
  • 庭が狭いもしくは無い
  • 近隣の人に気を遣う必要がある

賃貸は所有物ではないので生涯賃貸に住み続ける場合にはずっと家賃を払い続けることになります。それに伴い更新料や使用している駐車場代など色々な費用も払い続けないといけません。

住まいの面に関しては好みの間取りがあるか、好きなデザインの家かはほとんど運次第です。賃貸を選ぶ際は多くの場合、エリア・築年数・間取り・賃料で選ぶことがほとんどです。デザインも含めた好みの物件が見つかれば御の字ということがほとんどです。

また庭がないことが大半であり、壁の向こうにはご近所さんがお住まいなので生活音に気を付ける必要があります。小さなお子さんがいる家庭で生活音を意識的に立てないということは事実上難しいと思うので家族構成によっては賃貸というのはデメリットとなってしまうでしょう。

持ち家のデメリット

持ち家のデメリットについてもしっかりと把握しておきましょう。金銭的なデメリットが非常に多い傾向があります。

費用面

  • 多額のローンを抱えることになる
  • 固定資産税が掛かる
  • 賃貸よりも火災保険が高い
  • インターネット代が掛かる(必要な場合)
  • 定期的に家の修理費が掛かる
  • 職場からの住宅手当が出ない(人による)

住まい面

  • 賃貸よりも掃除する所が多い
  • 庭に草が生える
  • 簡単に住まいを変えることが出来ない
  • 家族が増えても間取りが変えにくい

なんと言っても多額のローンを背負うことになります。賃貸と比べても色々な場面で掛かる費用がたくさんあります。持ち家を検討される際に月々のローン返済とお住まいの賃貸の家賃を比較することが多いと思いますが、実際は固定資産税・火災保険料・インターネット・家の修繕費などかなり多くの費用が掛かります。

家の修理費は特に軽視されがちですが、例えば、台風が来て家の一部が破損した場合、賃貸の場合は修理費は多くの場合借主に過失が無ければ基本的に大家さん持ちとなります。しかし、持ち家では当然ながら自分で修理することになります。家の修繕となると数十万円以上の費用が簡単に飛んでいってしまうので、やはり色々な場面で費用がかさむ傾向にあります。その為に入る火災保険も賃貸より高めの設定になりますので、やはり賃貸よりランニングコストは高くなる傾向にあると言えます。

賃貸よりも広いことが多く掃除や手入れの数が増える傾向にあります。庭もあれば雑草が生え手入れする場所が賃貸よりも多くなってしまいます。「それくらい大丈夫!」と意気込みがちですが案外住んでいるとこの手間がストレスとなります。

そして、簡単に間取りや住まいの場所を変えることが出来ないという点も大きなデメリットの一つです。持ち家を購入する際には楽しい将来生活をイメージして購入されると思います。ただ様々な理由から楽しいことばかりでないのが人生です。

持ち家が購入時と変わらない価格で売れるようなら家移りしやすいのですが、大半の場合購入と同時に価格が落ちる傾向があるのでこれも簡単に家を移りにくい要因となります。

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これらの持ち家に関するデメリットをしっかりと把握しておきましょう!

具体例 -我が家の場合-

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参考になるかわかりませんが家選びの具体例として、我が家のケースを挙げてみたいと思います。

我が家は妻と息子との3人暮らしです。結婚してから賃貸アパートで妻と2人で暮らしていました。たまたま探していたエリアに新築アパートが建つということで入居時から新居で過ごすことが出来ました。新築ということもあり多少家賃は高めでしたが幸いにも勤めている職場から賃貸住まい者には住宅手当が支給される職場だったのは幸いでした。

結婚してから、数年後にありがたいことに子供を授かりました。子供が小さい間はまだ良かったのですが少しずつ大きくなるにつれておもちゃや子供の荷物が部屋中に散らばるようになってきました。そんな中、家の中で室内用三輪車(乗り物)で遊ぶようになりました。

しかし、我が家は賃貸アパートであり決して広い訳ではありません。では子供はどのようにして遊んだのかというと、前進・後進・前進・後進をひたすら繰り返すという方法で遊んでいました。

別の時に実家に帰る機会があり、同じ乗り物を持って行ったとき、自宅よりも広いスペースのある一軒家では自分の行きたいところにあちこち動き回って楽しそうに遊んでいる姿がありました。

前進・後進・前進・後進で遊んでいたことが決してダメなことでも可哀想なことでもありません。その状況に合わせて遊んでいるだけのことなのですが、我が家の場合はこの時に家の手狭さを再認識した瞬間でした。

また子供が仕切りに家中を走り回っていたり大声で泣いたりとやはりお隣さんに対してもなにか申し訳なさがあったのも事実です。

 

そんな理由もあり我が家ではマイホームの購入に至ったという経緯があります。住んでいるエリアや毎月の固定費を加味すると賃貸が良かったのですが、子供を含め家族で気持ちよく生活していくには我が家の場合はマイホーム(一軒家)が“今はちょうどいい”と判断しました。

今後、子供が独立したりすると一軒家というのは広くて必要なくなってくることもあるので、マイホームを購入するにあたってもかなり色々なことを検討して選びました。今回その内容まで盛り込むとかなり長くなるのでこの記事では割愛させて頂きます。

持ち家に決めるための判断材料

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我が家が持ち家にしたいと思ったきっかけについて紹介します。

知り合いがマイホームを買ったときに羨ましいと思った?

→人のマイホームを見て『いいなー』と思う場合にはやはり深層心理としてはマイホームがほしいと思っているのでは?ただいっときの感情であることも多いので十分に検討が必要です。

どの賃貸でも間取りが足りない

→例えば10人家族であったり2世帯で住む場合賃貸では単純に部屋数が足りないことが多いです。このような場合には必然的にマイホームを検討した方が心地よく過ごせそうですね。

“ちょうどいい”物件の見つけ方

ここまで賃貸と持ち家にるおけるデメリットについて詳しく説明してきました。この記事を読まれている方はおそらく賃貸のメリットも持ち家のメリットも大まかには理解しておられるのではないかと思います。

上記に述べたデメリットとメリットを天秤に掛けた上で「やっぱり賃貸」という方は、賃貸の中でとことんこだわり抜いたら良いと思います。もう既に最高にちょうどいい環境の賃貸物件を見つけられている人はラッキーです。そのまま大切にお住まいになってください。

しかし、なんらかの不満を感じながら賃貸にお住まいの方はこういった賃貸検索サイトを通じて更にお気に入りの条件の物件を見つけてほしいと思います。賃貸の方のメリットは気軽に移り住めるということです。とりあえず探してみるだけならタダですので、今のお住まいに何か不満があれば相談だけでもしてみてはいかがでしょうか?

そして「やっぱり持ち家」と思われた方はマンションにするのか一軒家にするのか…更に選ぶことが続きます。我が家のように子供のことを気に掛けるなら一軒家でしょうし、都市圏エリアでお住まいなら予算的にマンションになるでしょうし、ちょうどいい選択をして欲しいと思います。

我が家は現時点ではマイホーム一軒家を選択しました。今は本当に過ごしやすくてこの選択をして本当に良かったと感じています。そんな風に自分らしくちょうどいいマイホーム探しなら、このようなオススメ工務店探しのサイトもあるので是非ご活用ください。モデルルームに見学するだけなら無料なことがほとんどです。見学するだけでイメージがガラリと変わることもあります。

やった後悔よりやらない後悔の方が後々後悔が残るとよく言います。人生は一度きりなので、マイホームを買う買わないどちらにしても後悔のないようにしてもらいたいです。

決して安い買い物ではないのでご家族・ご夫婦でしっかりと検討されてください。その上でちょうどいい選択が出来たら嬉しい限りです。

おわりに

そろそろ終わりにしませんか?というテーマで賃貸か持ち家かということについて検討してきました。

 

賃貸派か持ち家派というのは基本的に“お金”に関する点がメインで語られているように思います。生活のスタイルに合わせて居住場所を気軽にに変更出来るのは本当にメリットだと思います。

 

一方で持ち家は住む家の内容にこだわることが出来ます。毎日自分の身を守る置く場所ですからその環境にこだわってみてはいかがでしょうか?

 

ちょうどいい最適解は必ず人によります。是非皆さまのちょうどいいお住まいを見つけて頂けたらと思います。

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