お食い初めの手順・やり方は地域や文化によって様々 我が家は梅の花で行いました!子供が生まれて早いもので3か月ほど経過し、100日を迎えるころにお食い初めとするのが日本の風習となっています。
お膳を用意して自宅で行う場合もあれば、お店で行う場合などご家庭によって様々ではないかと思います。我が家では、お店が全国展開されている梅の花の個室でおこないました。
子供が生まれてしばらくは子育てに家事に非常にバタバタしている時期です。それにも関わらず加えてお食い初めのことも検討するのは身体的・精神的にも負担になる場合があると思います。
我が家にとって初めてのお食い初めで何もわかっていない状況で、梅の花ではいろいろ用意されていて、滞りなくお食い初めを行うことが出来ました。もし悩まれている方がおられれば是非参考にしていただけたらと思います。
この記事でわかること
- お食い初めという文化を理解できる
- 一般的なお食い初めの食材を知ることができる
- お食い初めの手順がわかる
- 「梅の花」のお食い初めについて知れる
そもそもお食い初めとは
お食い初めは生後100日のお祝いであり、子供は生涯に渡って食に困らないようにと願う日本の伝統的な行事です。
昔(平安時代あたり)では栄養的に不十分がことも多く現代よりも無事に成長出来る環境になかった為にお食い初めで子供の成長段階でお祝いをする風習が出来たと言われています。
お食い初めは地域や風習によってメニューが異なるようです。
例えば、メニューの中に魚料理を用意するのですが、めでたい祝い事に因んで鯛を用意することもありますし、子供の成長を願って出世魚のイナダ・ブリなどを用いる場合もあるようです。
その他のメニューには、「一汁三菜」が基本とされており、赤飯・吸い物・煮物・香物に加えて、先程の頭付きの焼魚が用意されます。
これらの料理に加えて、丈夫な歯が育ちますようにと願い「歯固め石」を準備します。
ピッタリ100日目に行うことは難しいと思いますので、100日以上が経過したお日柄の良い日に行うことが多いのではないかと思います。家族で祝える日にちにしてあげることがお子様にとっても良いのではないかと思います。
お食い初めのメニュー(一般的なメニュー)
焼き魚
お頭付きの焼き魚を用意します。めでたい(鯛)の儀式ゆえに、焼き鯛を準備するのが一般的です。上記にも述べたように子供の成長を願って、イナダ・ブリなどの出生魚を用いることもあります。
赤飯
お食い初めの儀式には必要な食材です。縁起の良いときには必ずといっても良いほど大事な食材です。
吸い物
ミルクをたくさん飲めるように願い、すまし汁を用意します。ハマグリを入れることが多いようです。
煮物
椎茸・人参・大根・絹さや(お豆)などのといった煮物を用意します。めでたい縁起物として紅白の食材として、赤の人参、白の大根を煮物の中に入れることが多いようです。
香の物
その季節の香物を用意しましょう。
お食い初めの方法・手順
昔からの風習の一つに、お食い初めを行うのはその家の一番長者の祖父母が行うとされてきました。最近では、両親と子供だけで行うことも最近は増えてきているのであまり形式にとらわれすぎなくても良いのではないかと思います。
このお食い初めの儀式には、子供が食する順番がありますが、地域や風習・ネット上にも様々な順番が紹介されていますので以下の順番がすべてというわけではありません。あまり順番にこだわりすぎなくても大丈夫だと思います。
3種類の方法を記載しておくので、参考にしてもらえればと思います。
①赤飯→吸物→赤飯→焼き魚→吸物→赤飯→煮物→赤飯→吸物→赤飯→吸物→赤飯→吸物→赤飯→歯固め石→赤飯→吸物→赤飯→終わり
次 に歯固め石をお箸で触れ子供の歯茎に触れて終わりになります。
②赤飯→吸物→赤飯→煮物→赤飯→吸物のサイクルを3回繰り返します。次 に歯固め石をお箸で触れ子供の歯茎に触れて終わりになります。
③赤飯→吸物→赤飯→焼き魚→赤飯→吸物のサイクルを3回繰り返します。その後歯固め石にお箸で触れ、子供の歯茎に当てて終わりとなります。
※食に困ることなく、丈夫な歯(歯茎)になって欲しいと願う大切な儀式となっております。
『梅の花』の特徴
福岡県久留米市に本社があるお店(会社)で全国に店舗のあるチェーン店です。湯葉・お豆腐をメインにしたお料理を中心に提供されており、個室も完備されているため、法事・結納・顔合わせ・お食い初めといったお祝い席や記念日に接待など幅広い利用が可能になっています。
(参考:公式ホームページ)
個室の利用に際してはコース料理や懐石料理を事前に予約しておく必要があるようで、予約時に確認しておくことが望ましいと思います。今回はお食い初めでの利用で、事前にお食い初めについての予習をしなくても、方法や手順については教えてもらえるので滞りなくお食い初めの儀式を行うことが出来ました。また祝い膳も用意してもらえるので、事前にお膳や歯固め石を用意する必要もありませんでした。
我が家が行ったお店では座敷の部屋にテーブルスタイルのお部屋でしたので、子供用のリクライニングチェアーが用意されていました。子供用にお布団や椅子を用意する必要もありません。
お食い初めの儀式中に家族の集合写真を撮っていただき、写真をプレゼントしていただきさまざまなサービス提供をされています。(店舗によってサービス内容が異なっているかもしれないので、事前に確認してください)
お料理に関しては、湯葉がおいしくお祝い膳についていた鯛は、残ったらお弁当箱に入れてテイクアウトさせてもらえました。
お食い初め膳の内容
お食い初め膳は下記の写真のようなメニューで、25cmほどの鯛(焼き魚)でした。
下記のような用紙も用意しておられたので、事前に方法や手順の下調べをしなくても大丈夫でした。
利用した感想
デメリット
あえて挙げるなら当たり前なのですが、費用が掛かります。自宅で必要な食材を用意して子供に食べされるよりは、お店で大人も食事をする為に、大人分の料理代金も発生するので費用が余分に掛かります。
あとは湯葉・お豆腐を中心とした少し大人向けな料理なだけに、2人目以上のお食い初めの場合、子供がいるご家庭には少し物足りなさを感じるかもしれません。是非、事前にお子様メニュー等の確認をしていただけたらと思います。
メリット
我が家のように初めての子供でどのように行うのかがわかっていない家庭・家族からすると、方法を全て教えてくれるので非常に助かります。お膳なども全て用意してくれているので、自分達で用意する必要がないのも便利な点でした。
家庭によって風習が少し異なる(鯛や出生魚のはまちなど使用する魚が異なるなど)のでお店の方法で一任することもできるので、ある意味検討する必要がないのが良かったと感じています。産後しばらくは夫婦共々バタバタする毎日を送ることになりますので、少しでも考えたり・検討することが省けたことは我が家にとってちょうどいい選択だったと思います。
実際の食事シーンでは、全て用意してもらい料理を運んできてもらえるので、祖父祖母も子供の様子を見ながら、大人も料理を楽しむことが出来ました。
おわりに
お食い初めとは地域や家庭によって風習や方法が多少異なります。各々で適切な方法でお食い初めを行えればよいのではないかと思います。
なにより子供のこれからの成長を祝う儀式ですので、個人的には子供のことを第一に考えてあげられれば良いのかなと思ったりもします。
今回は一般的な方法や我が家が「梅の花」を利用した感想を中心に記載しました。
もしお食い初めをお店で行おうと思っているご家庭の参考になればうれしいです。我が家は梅の花を了解して、大人も楽しいお食い初めを行うことが出来たので非常に満足しています!